スケートボードで使うタイヤをウィールと呼びます
固いウィール ハードウィール
柔らかいウィール ソフトウィール

固さ・大きさの種類が沢山あるので、分かりやすく解説していきます。
ハードウィール
ストリートスケーターが使用しているウイールです。
ランプ・ボウルスケーターもこちら。
- パワースライドしやすい
- 軽くて小さいのでトリックがしやすい
- 路面が悪いとスピードが出ない
- ガーガーうるさくて苦情がくる
特徴はこんな感じです。
サイズの種類
49~55㎜くらいを選びます。
「50㎜」という単位ははウイールの直径。ウイールの幅が5㎝あるということです
スピードが出にくい
軽いのでトリックがしやすい
小石を踏んずけると吹っ飛ぶ
路面が悪いとしんどい
スピードが出る
重いのでトリックのタイミングが難しい
路面が悪くても何とかなることも
ウイールバイトしやすい(後で説明します)
こんな感じです。
トラックの高さ「LO」を使っているんであれば52㎜以下がいいと思います。
ウイールサイズは51~53㎜くらいを使っている人が多いです。
固さの種類
ウイールを見ると「数字+A」と書いています。
(例)80A 99Aなど
この数字が大きい程ウイールが固くなります(DUと書いている場合もありますが、Aと同じです)
路面が最高のパークではスピードが出ます
パワースライドがしやすい
路面が悪いと、ダイレクトにヒザに衝撃が来る
ランプ・ボウルで壁に張り付いて滑れる
路面が悪くても楽しく滑れる
ストリートやパークを滑る時には96A~101Aの中から選びます。
クルーザー用だと、柔らかい80Aとかでも楽しいです。
個人的な感想ですが、気温が低い乾燥している時期に固いウイールをランプ・ボウルで使うと、Rの部分でツルっと滑って抜けることがあります。
ランプ・ボウルをよく滑る方は柔らかめの98~99Aを。
路面がキレイなストリートパークをよく滑る方は固めの100~101Aを使ってみてください。
普段99Aを使っているんですが、101Aのウイールを借りて乗ったらランプでつるっと滑ってズッこけました。固いウイールには慣れが必要です。
迷ったら99Aを使うとバランスがよいと思います。
数字の後に「B」と書かれているウイールがあります
これは「A-20=Bの数字です」
(例)100Aと80Bは同じ固さ
「B」と書いていたら注意してくださいね
クラシックシェイプとコニカルシェイプ
クラシックシェイプとコニカルシェイプは、マニアックな内容なので読み飛ばしてもOKです
丸みのあるウイールで、接地面積が少ない
接地面が少ないと摩擦抵抗が少ないのでスピードがでる
カーブでボードスライドをした時も、ウイールの接地面積が少ないので減速しずらい
コニカルシェイプは角ばっていて接地面積が多い
摩擦抵抗が多くクラシックシェイプに比べるとスピードは出ない
ターンの時にグリップが効くのでバランスを崩してもコケずに粘ってくれる

ランプ・ボウルをメインに滑る方は、コニカルシェイプの方がいいと思います。
ソフトウィール
スピードがあり、滑っていて気持ちがいいです。
サーファー、スノーボーダーの方々が、クルーザーやロングスケートに使用します。
サイズが小さめのウイールを選べばトリックもできたりと、1セットあると便利なウイールです。
滑走時に静か(苦情が来ない)
路面が悪くてもガンガン進む
ターンが気持ちいい
重くて大きいのでトリックしずらい
サイズの種類
55㎜以上を皆さん使っていて、60㎜くらいまでが扱いやすいです。
サイズが小さいとトリックもできます。
スピードを求めるんであれば、大きいサイズを使いましょう。
クルーザー・ロングスケートだと70㎜を使う方もいます。
固さの種類
路面の小石、小さな段差を乗り越えてくれる
グリップ力も高いのでロングターンが気持ちいい
ソフトウィールに比べればグリップが高い
トリックもしやすくなる
ウィールの固さは好みになるので、サーフスケーターを見つけて試乗させてもらうことをお勧めします。
ランプ・ボウルでソフトウィールを使うとターンが気持ちいいんですが、コーピングでグラインドするとグリップが効きすぎて滑りません
そこは注意してください。
ウイールバイトとライザーパット
大きいサイズのウイールを取り付けた状態でターンをすると、ウイールとデッキがぶつかり急ブレーキがかかることがあります

ウイールバイトすると、気持ちは進んでるのにスケートボードは止まります。
結果、身体が吹っ飛び痛い目にあいます。
心が折れないように、スピードを求めてウイールを大きくしたいときは「ライザーパット」という道具を使いましょう。
まとめ
選ぶ時の参考になればうれしいです。
以上カワムラでした~
